レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダの“スペック2”F1エンジンが20馬力アップを果たしているとの報道を否定した。今週末のF1アゼルバイジャンGPで、ホンダはレッドブルとトロロッソの4台全車にアップグレード版“スペック2”エンジンを投入するが、ヘルムート・マルコが「ホンダから良いニュースがあった。バクーにむけて20馬力を得ることができる」と語ったと複数メディアが報じていた。
マックス・フェルスタッペンも「このエンジンはコンマ2秒をもたらすはずなので、早めに投入されることを望んでいた」と語っている。しかし、ヘルムート・マルコは「20馬力以上というのは正しくない」と Auto Bild にコメント。「それ以下だ。だが、我々は信頼性の問題を抱えることなく、エンジンをもっと長く積むことができるだろう」「次のステップはシーズン中盤に予定されている」各ドライバーは、シーズンあたり3基までしかエンジンを使用するができず、それ以降はグリッド降格ペナルティを科せられる。4戦目でのエンジンアップグレードにより、レッドブルはシーズン後半にペナルティを科せられる可能性が高まった。レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、ホンダのF1エンジンのパフォーマンス向上のためならグリッド降格ペナルティを受けることも厭わないと語る。「もう少しエンジンを使うことになっても、メルセデスとフェラーリとのギャップを縮められるのであれば、僕は完全に満足だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「去年、僕は後方からスタートしても表彰台でフィニッシュできることを示しているし、大きな問題ではない」トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、新しいホンダのF1エンジンが20馬力もアップしないというヘルムート・マルコのコメントを確認している。「僕の理解では新スペックの主な焦点は信頼性だ。それほど多くのパワーではないはずだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「でも、ロングストレートのあるサーキットなので、どんな馬力でも歓迎だ」
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