レッドブル・レーシングは、今週末のF1オーストリアGPでルノーから供給される新型MGU-Kの使用を見送るという。Marce によると、ルノーは今シーズンここまで2017年版のMGU-Kを使用していたが、ようやく新しい仕様の準備が整ったという。しかし、新しいユニットを投入した場合、ワークスルノー、マクラレーレン、そして、レッドブル・レーシングのドライバーはグリッド降格ペナルティを科せられることになる。
ルノー・スポールF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは「オーストリアではそれを望むすべてのクルマが使用できる」とコメント。「すべてのチームが新しい仕様を採用するわけではないが、それは我々がずっと待っていたものだ」ルノーとマクラーレンは、F1オーストリアGPで新型MGU-Kを使用すると考えられているが、レッドブル・レーシングはホームレースとなるレッドブル・リンクでペナルティを避けたいと考えているようだ。「一部の人がそれを使用しないことを選ぶのは問題だ」とシリル・アビテブールはコメント。「彼らは信頼性のリスクの高い以前の技術仕様のMGU-Kを使い続けるということだからね」「だが、すべての情報を持っているチームの選択を受け入れるというのが我々の哲学だ」ルノーは、F1カナダGPでアップグレード版パワーユニットを投入していたが、ダイナモでのMGU-Kの数値に問題があり部分的なアップグレードにとどめていた。レッドブル・レーシングは、すでにダニエル・リカルドが2基目、マックス・フェルスタッペンが3基目のMGU-Kを使用している。F1モナコGPではレッドブルのダニエル・リカルドもMGU-Kのトラブルに見舞われ、約160馬力を失った状態で優勝している。また、先週末のF1フランスGPではレース終盤にルノーのカルロス・サインツのMGU-Kが故障し、同じようにパワーを失った。「壊れやすい部分があるということはわかっており、我々はそのパーツの寿命を慎重に伸ばしていくことを決めた」とシリル・アビテブールはコメント。「なぜならパフォーマンスが向上し、パッケージングと信頼性が改善された新しいスペックのMGU-K導入が近いことがわかっていたからだ」
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