レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、メルセデスの予選でのアドバンテージを打つ消す助け試みとして、エンジンモードのためのパルクフェルメ・ルールを提案した。F1オーストラリアGPの予選は、メルセデスとフェラーリのバトルになると見られていたが、結果はルイス・ハミルトンの圧勝となった。ルイス・ハミルトンは、2番手のキミ・ライコネン(フェラーリ)に0.6秒差をつけてポールポジションを獲得。メルセデスのパワーユニット時代になってからポールポジションは71回目となった。
メルセデスは“エンジンモードの差”を否定しているが、ライバルはそれを信じておらず、クリスチャン・ホーナーは何らかの対策を施す必要があると考えている。「予選のためにクルマが離れた際のパルクフェルメのようにエンジンモードもガレージを離れた瞬間からグランプリの最後まで同じであるべきかもしれない」とクリスチャン・ホーナーは Sky Sport にコメント。「ルイスのタイムは主にQ2とQ3の間に生まれた。彼らには予選モードがあるし、それらは予選の早い段階では使う必要はない。エンジンにストレスがかかるのに使う理由はあるか?」クリスチャン・ホーナーは、ルノーもメルセデスのアドバンテージを縮めるために努力しなければならない部分はある。「ルノーのエンジンを搭載する全マシンが様々なダウンフォース量でグループ分けされた土曜日のスピードトラップに目を向けなければならない。そこが我々が進歩する必要のある部分だ」「進行中のものはある。ルノーは手掛けている全てのことを明らかにしているわけではないが、我々がプッシュしている部分であることは確かだ」