レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1メキシコGPで勝利したマックス・フェルスタッペンが見せたパフォーマンスはレッドブルの新契約を十分に正当化するものだったと語る。マックス・フェルスタッペンは、オープニングラップのターン2でのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)とのポジション争いを制し、それ以降は終始レースをコントロール。
ターン3でセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンが接触して揃って最後尾まで後退したこともあり、マックス・フェルスタッペンは71周を通して誰からも脅威を受けずにリードを維持し、通算3勝目を挙げた。一週間前には、レッドブルとマックス・フェルスタッペンが2020年までの新契約を締結しており、その1週間後の優勝によって、チームの判断がすぐに報われたと思ったとクリスチャン・ホーナーは明かした。 「我々が彼との関係を継続することを望んでいたことが正当化された思う。ただ、このチームではおそらく今回が最もストレートなレースだったかもしれない。レース中の最大のチャレンジは、彼にスピードアップではなくスローダウンさせることだったからね。滅多にないことだ! ちょっと退屈していたような気もするね!」「我々は必死に彼をスローダウンさせようとしていたし、あれ以上は遅くは走れないとフラストレーションすら抱えていたようだ。彼はホイール・トゥ・ホイールのバトルが好きなので、最初の2つのコーナーや土曜日の予選後の様子からも分かるように、彼は今回のレースで力を強めており、コース上の誰よりも優勝したがっていた」 メルセデスは、ルイス・ハミルトンが1周目のセバスチャン・ベッテルとの接触によってマシンにダメージを負わず、パンクすることがなければレースに勝つペースを発揮できたはずだと語っているが、クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが上回っていたはずだと強調する。 「当然だ。彼はルイスを周回遅れにし、セバスチャンに対しても周回遅れにしようと接近していた。楽に走っていたし、今回のレーストリムのペースは1年を通しても最もコンペティティブだった」 シーズン序盤は不運が続いていたマックス・フェルスタッペンだが、メキシコの勝利は今季2勝目となった。「本当に厳しい夏を過ごしてきた。最高のポジションにいる時に、毎回必ず何か悪いことが起こった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「でも、彼がうなだれることはなかった。終盤戦に挑む前に、私は彼にすべてを忘れて最後の数レースをミニチャンピオンシップだと思って戦うように伝えた。7レースのチャンピオンシップだとね。とにかくレースを楽しもうと話した」「彼はそれをやったんだと思う。彼にとっては良いことが起きているし、結果もついてきている。クルマに対する自信もあるし、スロー映像など素晴らしいの一言だ」
全文を読む