2017年のF1開幕戦オーストラリアGPまで2週間を切ったが、勢力図については不明なままだ。今年はメルセデスが圧倒していた過去数シーズンのプレシーズンテストとは異なり、フェラーリが最速タイムを記録。レッドブルは少し遅れをとっているように見えた。だが、レッドブルの正確なペースには大きなクエスチョンマークがついている。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、レッドブルはメルボルンまで2017年マシンに視覚的にわかる大幅アップグレードは施さないとの見方に言及。「彼らは2016年マシンに幅広タイヤをつけていたんじゃないの?」と Auto Motor und Sport にジョーク交じりにコメントしている。また、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「我々はメルボルンでリアルなレッドブルを目にすることになるだろう」と述べた。実際、メルボルンでレッドブル RB13に“サプライズ”はあるかと質問されたレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「それを期待していいが、みなさんがイメージしているものとは異なるサプライズかもしれない」と曖昧に流した。もうひとつの理論として考えられているのは、レッドブルの開発プログラムが、ルノーの新型F1エンジンの信頼性問題によって妨げられたことだ。ルイス・ハミルトンは、フェラーリをメルボルンの“本命”に挙げ、レッドブルも“そこに来る”と考えている。「通常、彼らは開幕戦になって初めて大きなアップグレードパッケージを持ち込んでいる」とルイス・ハミルトンはレッドブルを警戒する。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリが2017年の序盤は強いだろうとするルイス・ハミルトンの見方に同意する。「フェラーリは上位争いの非常に有力な候補だ」とヘルムート・マルコはコメント。「メルセデスはマシンのフロアに若干の困難を抱えているようだ。彼らのアドバンテージは以前ほどではないと思う」ヘルムート・マルコは、レッドブルの最大の問題のひとつがルノーの信頼性であることを確信した。「我々はMGU-Kにいくつかのトラブルを抱えていた。2回目のテストでは修復されると聞いていたが、そうはならなかった」また、ヘルムート・マルコは、シャシー自体も完璧ではないと認める。「タイヤを適切な温度ウィンドウに入れられないことがあった。理由は完全には理解していない」バルセロナテスト最終日を観察したレッドブルのオーナー、ディトリッヒ・マテシッツは「メルセデスがリードしているが、フェラーリと我々は追いついている」とコメント。「我々は夏までにそのレベルにいると予想している」
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