レッドブルの空力責任者を務めるダン・ファローズは、空力パフォーマンスだけでもチャンピオンシップリーダーのメルセデスを捕らえることは可能だと考えている。今年、レッドブルは、最悪のシーズンスタートを切っており、エンジンサプライヤーのルノーに対する不満を隠そうとはしていない。
レッドブルは、ルノーがF1スペインGPでエンジンに大幅なアップデートを持ち込むを期待しているが、ダン・ファローズは上位勢とのギャップを空力的なゲインで補うことができると考えている。「追いつくには長い道のりがあることをわかったうえで、我々は2015年を迎えた」とダン・ファローズは述べた。「我々の弱点は誰もが知っているが、率直に言って、なぜ劣っているのかは重要ではない。我々、空力部門はそれを掌握しており、状況を変えることは可能だ」「F1には多くのパフォーマンス要因がある。ドライバー、パワーユニット、空力、タイヤの使い方などだ。だが、我々空力チームが基本的な影響を及ぼせるのは1つの面だけだ。なので、足りない部分が何かを知り、この部門でそれを埋めるのが自分たちの仕事だと信じてこの1年を迎えた。我々にはそれができる。そのためのツールはあるし、以前にもやり遂げたことだ。それを再び再現する」「私は決して自分たちのマシンに満足はしない。今まで一度も満足したことはない。優位だったときでもね。満足してしまえば、本能的に後退してしまうものだと思う。それはF1では望ましくない」