カルロス・サインツJr.は、レッドブルからF1に昇格する前に今年のフォーミュラ・ルノー3.5で優勝しなければならないと伝えられた。カルロス・サインツJr.は、今シーズン、小林可夢偉に代わってケータハムでF1デビューすることについてチームと交渉したことを認めている。この動きは、ケータハムの新しいオーナーが、カルロス・サインツJr.のキャリアを支援し、ケータハムにギアボックスを供給するレッドブルとの関係をより密接に強化するという狙いがあるとされている。
だが、レッドブルのヘルムート・マルコは、現段階でカルロス・サインツJr.をグランプリ週末に入れる計画はないと主張した。「WSRに勝てば、彼にはシーズン後にアブダビでF1テストをするチャンスを与えられる」とヘルムート・マルコは述べた。今年、カルロス・サインツJr.は、F1に参加できるのであればどんなチャンスでも飛びつくが、フォーミュラ・ルノー3.5のタイトルを獲得する最初のレッドブルが支援するドライバーになりたいと述べていた。「F1ドライバーになることは僕の夢なので、もちろん、チャンスが来たら、ケータハムでも他のどこでも、両手でつかむだろう」とカルロス・サインツJr.はコメント。「みんながF1は全てがどれくらい異なるかを教えてくれているし、ドライビングに関することや、やらなければならない全てのミーティングを含めた経験を積めれば嬉しい」「状況がどうであれ、F1でレースをすれば、F1経験を積めるし、それはいつだって良いことだと思う」「でも、同時にフォーミュラ・ルノー3.5に集中することにも満足しているし、ここでの自分自身を楽しんでいる。シーズン終了までにF1でのチャンスがなくても落胆はしない」「このチャンピオンシップに勝つ初めてのレッドブルドライバーになりたい。それが今年の一番のゴールだ」現在6レースを残り、カルロス・サインツJr.は、2位に39ポイントを差をつけて首位に立っている。