レッドブルとルノーは、別離の噂を否定している。2013年、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは前人未到の9連勝を達成したが、F1の新しい幕開けとなる今年、レッドブルとルノーは技術的な部分の危機にあり、エイドリアン・ニューウェイがデザインしたRB10の後部に搭載されたV6パワーユニットはただ走ることにさえ苦戦している。
それは、レッドブルが新たなエンジンサプライヤーを探しているとの噂の引き金となった。 コスワースは、2014年にカスタマーがいないにも関わらず、今年レースすることのないV6ターボエンジンのデザインを完了したと報じられており、レッドブルがそのプロジェクトを引き継いで2015年に独自のエンジンを使用するとの噂も浮上したほど。レッドブルとの関係解消の噂について尋ねられたルノー・スポールのレミ・タフィンは「それについては何も知らない」と Sport Bild にコメント。「今のところ我々はレッドブルと非常に密接に働いており、レッドブルのエンジニアチームの何名かは我々のヴィリーの拠点でパワーユニットとシャシーの統合に取り組んでいるほどだ」 レッドブルのヘルムート・マルコ博士も「我々はルノーと長期契約を結んでおり、それはもちろんサーキットでの我々のパフォーマンスと関連している」とコメント。「それでも、我々はパニックになることなく、一緒に問題解決に向けて努力している」 セバスチャン・ベッテルは、今週のバーレーンで加速できることを望んでいると認めるが、現状を前に落ち着いている様子だ。 「もちろん、ヘレステストは僕たちが望んだようにはいかなかった」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「他のチームはずっと多くの距離を走っていたし、完全に新しいテクノロジーについて話しているので、それはとても重要なことだ」「でも、レースよりはテストで問題が起こった方がいい。バーレーンではもう状況が良くなって、ただサーキットを走るだけではなく、フルスロットルで走れるマシンがあれることを期待している」