アラン・プロストは今週末、1996年以来に現代のF1カーのコックピットに戻った。4度の世界チャンピオンであるアラン・プロストは、ワールド・シリーズ・バイ・ルノーのイベントの一部としてポール・リカールで2010年のチャンピオンマシンであるレッドブル RB6でのデモ走行を行った。ルノーのアンバサダーを務めるアラン・プロストは、クルマに慣れるために土曜日の午後にシェイクダウン走行を実施。
日曜日の午前中に、ロータスの現役F1ドライバーであるロマン・グロージャンが走らせるルノー R30とともにRB6を走らせた。アラン・プロストが現代のF1マシンをドライブしたのは、1996年にマクラーレンでテストをしたのが最後。レッドブルを走らせるチャンスについてアラン・プロストは「10日前、ルノーが僕が望むならチャンスがあると伝えてきた」と AUTOSPORT にコメント。「その以前は可能性があることさえ知らなかった。他チームで何度かチャンスがあったけど、そのようなことをしたいとは思わなかった」「でも、現在のF1がどんな感じかを知らないのはあまり良くないかもしれないと思った」アラン・プロストは、馴染みのないクルマであまりハードにプッシュしたくはなかったと認めたが、それでも最後にマクラーレンでテストをしてからの16年間でF1がどれくらい進んだか把握できたと述べた。「パフォーマンスを示そうとクレイジーに走ることはできないないことはわかっているけど、ここでやったことでも、現在のF1がどんなものかを確認し、判断するには十分だった」「あまり違わない。違うツールを使用しているに過ぎない。クルマはとても堅いし、それに慣れる必要がある」「最新のクルマを運転してみなければ、古いクルマと比較するのは不可能だ。とても素晴らしかったし、貴重なチャンスだった。楽しかったよ」