エイドリアン・ニューウェイは、レッドブルが2011年のような圧倒的な強さを発揮できないのは、エキゾースト・ブロウンディフューザーを非合法化した冬の規約変更のためだと認めた。レッドブルは、2010年にブロウンディフューザーを開拓。昨年はそのコンセプトを最適化し、セバスチャン・ベッテルがドライバーズ選手権、チームもコンストラクターズ選手権を獲得した。
今年、レッドブルは、限られた方法のなかでそのような効果を再現することに取り組んだが、さらに規約は変更され、エンジンパートナーのルノーは、空力的な輪郭を描かれたブレーキダクトで排気ガスから最大限のダウンフォースを抽出するように設定されたエンジンマップの変更を強いられた。レッドブルは、今季はまだ3回しか優勝していない。今年もコンストラクターズ選手権をリードしているレッドブルだが、11レースを終えた時点で昨年は103ポイント差をつけていたのに対し、今年は53ポイントのリードしか築けていない。「かなり大きい。シーズン開幕前に恐れていたことだ」とエイドリアン・ニューウェイは AUTOSPORT にコメント。「2シーズンにわたって排気流を吹き付ける技術をかなり深く調査してきたが、フロントウイングの柔軟性(テスト規約)のような他の変更と一緒に取り去られ、大きな痛手となった」「おそらく他よりも影響が大きいはずだ。我々はより長くそれを利用してきたからね。何をする必要があるかを理解してリカバーするのにしばらくかかってしまった」エイドリアン・ニューウェイは、7月末のF1ハンガリーGP前に導入されたエンジンマップの規約変更にまだ適応できていないことをほのめかした。セバスチャン・ベッテルは、F1ハンガリーGPを4位でフィニッシュしたが、マクラーレンやロータスのレースペースに匹敵することに苦労し、マシンはトップ3のマシンよりもタイヤに厳しかった。「我々はルノーと働いていたが、突然、効いていると思っていたことを異なる解釈によって取り除かれた」「それが我々がいる場所であり、立ち戻って、新たなものを探さなければならない」
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