レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、近い将来にルイス・ハミルトンがレッドブルに加入する可能性を再び否定した。マクラーレンが冬季テストで苦しんでいた際、ルイス・ハミルトンに将来レッドブルに移籍するとの噂が持ち上がっていた。クリスチャン・ホーナーは、チームメイトとしてのハミルトンとベッテルの組み合わせは、2007年のマクラーレンにおけるハミルトンとフェルナンド・アロンソと同じような緊張関係を招くだろうと考えている。
「セバスチャンとルイスの才能ある2人のドライバーをひとつ屋根の下にいればどうなるかを想像するのは難しい」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「フェルナンド・アロンソとルイスでわかったように、揉め事が起こる傾向にある。我々はラインナップに非常に満足しているし、どのように進化するか様子をみていく」クリスチャン・ホーナーは、レッドブルの現行ラインナップであるベッテルとマーク・ウェバーが等しい水準ではないためうまく働いているとの見方を否定した。「彼らはキャリアの異なるステージにいるし、お互いを補っている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「マークとセブには11歳の年齢差があるし、11年の人生経験はかなり重要だ」「ルイスとセバスチャンは、1〜2歳の差しかなく、2人ともまだキャリアの初期段階だ」クリスチャン・ホーナーは、現時点ではルイス・ハミルトンが数年後にレッドブルに加入するという状況は予感できないと付け加えた。「ルイスは素晴らしい才能をもったドライバーだ」「彼はマクラーレンに満足しているのは明らかだ。我々も自分達のドライバーラインアップに非常に満足している」「もちろん、彼がレッドブルでドライブしたいなら、彼のドライバーとしての能力は無視できない。しかし、彼はマクラーレンと複数年契約があると理解しているし、彼はまだしばらくマクラーレンにいると思う」「いかなるドライバー/チームの関係にも双方に願望があり、我々の現在のドライバーとはその関係が非常にうまくいっている。セバスチャンは12歳からレッドブルといる」「しかし、将来については何も除外することはできないだろう。だが、そこには双方にどのようにやりたいかという強い願望がなければならない」