クリスチャン・ホーナーは、2025年F1イギリスGP後にレッドブル・レーシングのチーム代表を退任して以降、将来的なF1復帰の可能性を模索している。現在はアルピーヌへの投資にも関心を示しているとされるが、オーナーであるルノーの売却方針が障壁となっている。そのなかで、2029年F1レギュレーション変更が新たな選択肢を生む可能性が浮上している。
英ジャーナリストのマーク・ヒューズは、将来的に導入が見込まれる「1オーナー2チーム保有禁止」規定が、レッドブルにレーシングブルズの売却を迫る可能性があると指摘した。「クリスチャン・ホーナーにとって、もうひとつ興味深い可能性がある。3年後に導入されると考えられているレギュレーションで、ひとりのオーナーが2チームを所有できなくなる」「それはつまり、どこかの段階でレッドブルがレーシングブルズを売却しなければならなくなるということだ」「そうなれば、それもひとつの可能性だ。ただ、レッドブルがホーナーに売るかどうかは皮肉な話だ。もし彼らがレーシングブルズを売りたくないなら、メインチームを売ることも理屈上はあるが、それは現実的ではないだろう」2025年シーズン限りでホーナーはレッドブルを去ったが、F1復帰には契約上すぐには動けない状況にあるとみられる。そのため、時間をかけた復帰戦略が必要になる。アルピーヌは直近シーズンでコンストラクターズ最下位に沈み、ここ数年でチーム代表が頻繁に交代するなど不安定な状況が続いている。再建役としてのホーナーという構図は理解しやすいが、売却問題が大きなハードルとなっている。一方で、2029年に仮に所有規制が導入されれば、レーシングブルズは売却対象となる可能性がある。ホーナーはレッドブル在籍時代にその組織構造を熟知しており、即座に改善ポイントを見極められる立場にある。さらに、新オーナーとなれば将来的に任意のパワーユニットメーカーと契約する自由も得られる。これは姉妹チームとしての制約から解放されることを意味する。もっとも、ホーナーがそこまで待つ覚悟があるのか、そしてレッドブルが将来的に交渉のテーブルにつくのかは依然として不透明だ。2029年F1レギュレーションが、ホーナー復帰の鍵を握る存在になる可能性は否定できない。Source: F1 OVERSTEER
全文を読む