レーシングブルズとタイトルパートナーのCash Appは、今週末のF1アメリカGP(オースティン)で披露される特別リバリーを発表した。マルチプラチナアーティストのシャブージーとともに公開されたこのリバリーは、黒と琥珀色の光沢をもつ「トータス(亀甲)」模様で、モータースポーツと音楽、アメリカ文化を融合させた大胆なデザインとなっている。
レーシングブルズの2025年型マシン「VCARB 02」は、Cash Appが提供する「トータスカード」から着想を得た。このプリペイドVisaデビットカードは、ユーザーが自由にカスタマイズできるのが特徴で、カード同様に「自らの資金を操る」ことを象徴するデザインだ。リバリーはマシンだけでなく、ドライバーのレーシングスーツ、チームウェア、ガレージ装飾にも展開される。Cash Appはこの特別リバリーに合わせて、シャブージーとコメディアンのケイレブ・プレスリーが登場するショートフィルムを公開した。監督はアレックス・ラッセル。作品では、ダイナーでの軽妙なやり取りを通じて、ふたりが“トータスアクセサリー”を披露する様子を描き、最後はシャブージーがCash Appトータスカードで会計を済ませる場面で締めくくられている。リバリーが象徴する“スタイルとエネルギー”をそのまま映像化した仕上がりだ。シャブージーは「今年初めにこのカードを発表した時もワクワクしたけど、それが今こうしてF1マシンのデザインとして形になるなんて最高だ。Cash Appのパートナーシップはいつも期待以上なんだ。」と語った。レーシングブルズのCEOピーター・バイエルは「我々は再び、VCARBらしい形でカルチャーとつながった。この特別リバリーはチームのアイデンティティの一部になっている」とコメント。「モータースポーツと音楽、ファッション、クリエイティビティが交わる瞬間なんだ。今回のデザインもその精神を体現したものだし、オースティンという場所はまさにその舞台にふさわしい。」Cash Appのグローバルブランドパートナーシップ責任者ザック・アシュリーも次のように述べた。「トータスカードのリバリーは、Cash Appのエネルギーをサーキットに持ち込むものだ。大胆で、表現力豊かで、カルチャーの根底にある──まさに我々のユーザーと同じだ。」限定デザインのチームウェア「VCARB × Cash App トータスコレクション」は、レッドブル・ショップにて販売が開始されている。また、Cash Appトータスカードは同アプリ上で5ドルで注文可能(数量限定)。アメリカGPに向けて続く「カルチャー融合型リバリー」戦略レーシングブルズは今季、音楽やアート、テクノロジーといったカルチャー領域と積極的にコラボする独自路線を確立している。今回の「トータス」リバリーもその延長線上にあり、マイアミやラスベガスでの限定カラーに続く第3弾として注目を集めている。レッドブル傘下チームとしての技術基盤を保ちながら、VCARBは独自の文化的発信力を武器に、アメリカ市場での存在感を高めつつある。とくにシャブージーのようなミュージックシーンの象徴的アーティストとの協業は、ファン層を広げる戦略的アプローチといえる。オースティンの街並みとともに、黒と琥珀が織りなすトータスリバリーがどのように映えるか──その“カルチャー×F1”の融合が、週末の注目を集めることは間違いない。