レーシングブルズのアラン・パーメイン代表は、イタリアGPを終えた後に両ドライバーの走りを振り返り、週末の成果と課題を詳細に語った。ピットレーンスタートから力強い走りで10位入賞を果たしたアイザック・ハジャーを「言葉を失うほどの完璧なレース」と絶賛する一方、14位に終わったリアム・ローソンについては「戦略を試みたがうまく機能しなかった」と評価した。
パーメインはまずハジャーのレースを高く称え、「これで2戦続けて言葉を失うような内容だ。イサックのレースは完璧で、信じられないほどの走りだった。ピットレーンからスタートしてポイントを持ち帰ったのだからね」とコメント。さらに「今日のスターティングポジションを考えれば、我々のレースは被害を最小限に抑えるものになると分かっていた。その中でリバース戦略を選び、彼自身の強力なペースと相まって非常にうまく機能し、最終ポイントを獲得することができた」と語り、戦略判断とドライバーの実行力を同時に称賛した。一方でローソンについては「もちろん最後尾スタートからだったので通常の戦略を試し、早めのピットストップを選んだ。しかし、数台をアンダーカットできたものの、結果としてはうまくいかなかった」と説明。全体の流れや展開に阻まれ、ポテンシャルを発揮しきれなかったことを認めた。最後にパーメインは、ヨーロッパラウンドを締めくくるイタリアGPを振り返り、「ヨーロッパラウンドの最終戦を、また1点を積み重ねた強いポジションで終えることができた。次戦バクーは再びローダウンフォースのセットアップになるが、必ず競争力を発揮できると確信している」と前を向いた。