角田裕毅が8位入賞を果たした2024年F1第8戦モナコGPの決勝レースをビザ・キャッシュアップRBでチーム代表を務めるローラン・メキースが振り返った。角田裕毅は、モンテカルロ市街地コースで今季6回目となるQ3進出を果たしてミッドフィールドチームの最上位となる8番グリッドを獲得。決勝でも課題だったスタートを決めた後、後続のマシンを抑えつつもタイヤを労わる走りで1ストップ戦略を成功させて8位でチェッカーを受け、3戦連続となる入賞を果たした。
「まずはホームレースでのシャルル・ルクレール、そしてスクーデリア・フェラーリの勝利を祝福する。彼は長い間、この勝利に値していたし、今日、何人かの人々を幸せにしたことは間違いない!」とローラン・メキースは母国レースで悲願の優勝を飾ったルクレールを祝福。「今日のレースでは、序盤から終始、戦略的な駆け引きが繰り広げられ、緊張感が漂っていた。ドライバーもエンジニアも、78周をどのようなペースで走り、タイヤをマネージメントするかという点で素晴らしい仕事をしてくれた」「モナコでは常にトリッキーな土曜日、そしてトリッキーな日曜日になることが予想されたが、チームは非常に力強い走りを見せてくれた」「裕毅は本当に絶好調で、今回もグリッドでミッドフィールドのトップに立ち、そのうえ戦略を忠実に実行して貴重なチャンピオンシップポイントを持ち帰ることができた」13番グリッドからダニエル・リカルドは、2日目のリスタートでフェルナンド・アロンソへの先行を許し、12位でレースを終えた。「完全に直線的なレースで、2回目のスタートのあとは何も変化がなかったため、ダニエルがチームメイトに加わってポイントを獲得することは不可能に近かった」とメキースは振り返った。「彼が能力を発揮できることはわかっているが、そのパフォーマンスを発揮できるようにするためにはまだやるべきことがある。10年前にダニエルが初めてグランプリを制した場所であるカナダに行けることを楽しみにしている」「最後に、ファエンツァとビスターのみんなに心から感謝している。ここ数戦の好成績は彼らの努力の賜物であり、これからのレースに向けてさらにプッシュしていく意欲を与えてくれた」