RBチーム代表のローラン・メキースは、角田裕毅とダニエル・リカルドのダブルリタイアという結果に終わったF1中国GPを「非常に失望している」と振り返った。ダニエル・リカルドは、セーフティカーによる再スタートに備えていた上海のターン14ヘアピンでランス・ストロールに追突され、レース終了の致命的なダメージを負った。その直後、チームメイトの角田裕毅はハースのケビン・マグヌッセンにスピンされるアクシデントに巻き込まれ、こちらもリタイアを余儀なくされた。
RacingNews365のインタビューに応じたメッキースは、上海インターナショナル・サーキットでポイントを獲得するチャンスを逃したことを悔やんだ。「非常に失望している。我々のクルマが2台とも、1分以内にライバルたちによって別々のアクシデントでリタイアさせられてしまったのだからね」とローラン・メキースは語った。「とても残念だ。10位を争うだけの力はあったと思う。我々はその戦いに加わっていたし、ダニエルはそれまで力強いドライビングを見せていた」「セーフティカーが入る直前まで、彼はルイス(ハミルトン)にアタックしていた」「あのポジションをニコ(ヒュルケンベルグ)と争うにはいい状態だったと感じている。それが現実だ。ドライバーたちの責任ではないのに、そのチャンスを失ってしまった。だから、それを受け止めて前に進まなければならないことは分かっている」ポジティブなことに焦点を当てるRBは開幕5戦で2度のトップ10フィニッシュを果たしており、角田裕毅はオーストラリアGPでシーズンベストとなる7位を獲得している。中国GPではポイント加算のチャンスを逃したが、メキースは不本意な結果のなかでもポジティブな面を強調している。「確かに飲み込むのは難しいが、ポジティブに考える必要がある」とメキースは語った。「ポジティブ点は、ここでもまた10番手を目指して戦う時間があったことだ」「毎週末、その戦いに参加できるかどうか最後のコンマ0.5秒をかけた戦いだ。今週末もそうだった」「金曜日のスタートは遅かったけれど、週末を通してなんとか挽回することができた。それはポジティブな点だ」
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