ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表を務めローラン・メキースが、2024年第4戦F1日本GPの決勝を振り返り、角田裕毅が獲得した1ポイントの重要性を強調した。10番グリッドからミディアムタイヤでスタートした角田裕毅は、スタートの失敗で順位を落とすも、赤旗中断後のリスタートでソフトを装着する作戦が功を奏して挽回。
アンダーカットがパワフルなコンディションで16番手まで順位を落とし角田裕毅だったが、2回目のピットストップで2台をパスするRBの驚異的なピット作業の助けもあって10位でフィニッシュ。角田裕毅にとって母国レースでは初の入賞。ビッグ5チームが2台揃って完走したレースで、アストンマーティンのランス・ストロールを喰って貴重な1ポイントを獲得した。「今日はチームにとって素晴らしい結果になった」とローラン・メキースはコメント。「裕毅は母国の観客の前で、タイヤをうまくコントロールしながら、重要なときにはハードにプッシュし、素晴らしくコントロールされたレースを展開した。素晴らしいオーバーテイクもあり、週末を通して一歩も間違えなかった。彼は今日の素晴らしい結果にふさわしい」一方、チームメイトのダニエル・リカrドは、オープニングラップの2コーナーでアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)と接触して0周リタイア。メディアが最後通告の噂を報じるなど、シート喪失の危機が伝えられるなかでネガティブなレースとなった。「1周目でのダニエルのインシデントは不運だった。主にソフトタイヤを履いていた後ろのライバルたちに対して、我々はかなり危険にさらされていたが、こうしたことは起こり得る。重要なのは、昨日の予選で実証されたように、我々のドライバー二人がここで素晴らしいペースを発揮したことだ」「チームは、レースでの決定的な高いプレッシャーのかかるピットストップや多くの困難な判断を含め、今週末のパッケージからできることすべてを引き出すという点で非常にうまく機能した」「チャンピオンシップにとってはたった1ポイントに過ぎないが、特に上位5チームが2台とも完走した日には非常に重要なポイントだ」「ファエンツァのみんな、ビスターのみんな、そしてパートナーのホンダに心から感謝している。ミッドフィールドのトップに立ち続けるためには、あらゆる面でハードにプッシュし続ける必要があることは分かっている。 2週間後に中国で開催されるスプリントレースでは、またまったく新しいチャレンジが待っている」
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