ビザ・キャッシュアップRB フォーミュラ1チームのピーター・バイエルCEOが、物議を醸したチームの新名称に組み込まれた『RB』の由来とディートリッヒ・マテシッツとの関係について説明した。ラスベガスで行われたセレモニーで角田裕毅とダニエル・リカルドによってお披露目された新生ビザ・キャッシュアップRBは、新生チーム名での第1号にチームの社内呼称を用いた『VCARB 01』という名称を与えた。
だが、アルファタウリの名称が2023年を最後に消滅した後、正しい呼び方が分からないことから批判の声が上がっている。『RB』がレッドブルの略なのか、それともレーシング・ブルズの略なのかをめぐって混乱が起きているが、2023年にFIAを離れてチームのCEOに就任するバイエルは、この名称の由来を説明し、批判を一蹴している。RBはどこから来たのか?チームは会社名をスクーデリア・アルファタウリからレーシング・ブルズへと変更したが、チームではその名前に一言も触れていない。「Visaのスポンサーシップ責任者であるアンドレア(・フェアチャイルド)はインタビューで、『ちょっと長くて言いにくい言葉』と言っていたが、実際のところ、我々は昨年の当初からレッドブル・ファミリーに近づいていくと言っていた」とバイエルは発表会の席で語った。「我々はブルとRBを復活させたかった。レッドブル・ファミリーの中にはフライング・ブルズがある。マテシッツ氏が持っていた飛行機のコレクション、それがフライング・ブルズだ」「その後、社内の誰かが『レーシング・ブルズと呼ぶのはどうだろうか?そうすれば、スポンサーが変わったときに彼らがアイデンティティを築けるようになるだろう』と言った」「社名も税務署を含む社内のあらゆる部分もすべて変えなければならなかったのでかなりの労力だった」「ファミリーにぴったりだし、RBは実際にレッドブルの略だ。そして、それはかなり大きな問題だった。VISAは世界で最も大きなブランドのひとつであり、キャッシュアプリは金融の世界、特にアメリカでは最も華やかなブランドのひとつだからだ。両者とも我々と提携したいと考えていたからだ。『わかった、ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームにしよう』という感じだった」「アストンマーティンをアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チームと呼ぶ人はあまりいないし、マネーグラム・ハース・フォーミュラ1チームと話す人もあまり聞かない。だから我々は現実的になり、内容に集中しなければならない。それは本当に美しくて速いクルマだ」
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