Visaは、レッドブルのジュニアチーム(旧アルファタウリ)の新しい名前に混乱しているファンに対してある程度の同情を認めた。Visaは、2020年からアルファタウリと呼ばれていたファエンツァを拠点とするレッドブルの姉妹チームのグローバルタイトルスポンサーとなり、チームの命名権を引き継ぎ、Visa Cash App RB F1チームへとブランド名を変更した。
10億ドル規模のアメリカ企業である決済カードサービスのVisaは、オラクルやハードロック・インターナショナルと並んで、過去2年間でレッドブルにスポンサーとして加わった3社目だが、その名前はファンにとって目障りなものとみなされている。過去にはトロロッソとしても知られていた このチームは、2024年には全く異なるブランドのもとでレースに臨み、ダニエル・リカルドと角田裕毅が新時代を迎えることになる。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは姉妹チームがレッドブルブランド全体とより密接に結びつくだろうと約束していたが、新しい名前はより正統派のチーム名を手放すことについての批判につながった。これは、アルファロメオがこのウィンターブレイクの初めにステークF1となった 際に、同じくF1ファンから批判されたチーム名変更に続くものである。Visaのグローバルスポンサーシップ戦略担当シニアバイスプレジデントのアンドレア・フェアチャイルドは、 AP通信とのインタビューで、Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップ・アール・ビー)という名前が「長くて言いにくい言葉(mouthful)」であることを認めた。「それを説明する最善の方法は、我々がすべてのグローバルクライアント、特にアメリカのCash Appと同様にレッドブルと組む機会があったということです」とフェアチャイルドは語った。「言いにくい長い言葉ですが、それが我々の重要なクライアントの1社を紹介する方法でした。この2つを組み合わせた後、それを短縮する方法はありませんでした」どう呼ぶかはファンが決めること発表以来、「V-CARB」という名称のバリエーションが登場しているが、FIAの公式エントリーリストにはシャシーの名称として「RB」が記載されている。フェアチャイルドは、どう呼ぶかはファンが決めることだと考えているが、将来のためのフィードバックには前向きだ。「どう呼ぶかはファンが決めることです。これは我々が市場に導入した正式名称です」とフェアチャイルドは語る。「関係するすべてのブランドともこの複雑な方程式を把握していますが、フィードバックに耳を傾けて、本当に興味深いニュアンスを理解できると確信しています。ファンの皆さんにも楽しんでいただけると思っています」