元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、新型コロナウイルスによる財政的な問題からF1で働く従業員を守るために、F1ドライバーの給与カットを提案している。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって、2020年のF1世界選手権はすでに序盤8戦の延期・中止が決定しており、収入減によって小規模チームの存続について懸念が持ち上がっている。
だが、ラルフ・シューマッハは「現在、我々は小規模チームだけでなく、ビッグチームについても心配する必要がある」と Sky Deutschland にコメント。「大企業にどのようなことが起こるかも、今日では誰も予想できない」ラルフ・シューマッハによると、F1で仕事をしている数千人が瀬戸際に立たされているという。「我々には何千人もの従業員について話をしている。それは困難な時期になんとかして生活をしていかなければならない何千人もの家族がいることを意味している」ラルフ・シューマッハは、フェラーリのようなチームは「現在、7月に最初のレースをすることに考えるのとは非常に異なる懸念を抱いている」と語る。「我々は新型コロナウイルスがすぐに終わることを望むしかできない」ラルフ・シューマッハはその解決策としてF1ドライバーの給与カットを提案する。「ドライバーの給与をカットすることが想像できる。ルイス・ハミルトンのようなドライバーにはそれをする様々な機会があると思う。彼らも喜んでそれを受け入れることを示すはずだ」それでも、ラルフ・シューマッハが最も心配しているのは小規模チームだ」「例えば、ウィリアムズやハースのようなチームのキャッシュフローに関してどのようになるかはわからない。彼らは最初のリスクにさらされている」欧州のサッカー界ではすでに給与カットが進められている。スペインリーグのFCバルセロナは、選手が給与の70%以上の削減に合意したと発表。また、イタリアリーグでもクリスティアーノ・ロナウドらユベントスの選手たちが給与カットに合意したと報じられている。ロナウドの場合、380万ユーロ(約4億5800万円)の減給になるという。
全文を読む