キミ・ライコネンは、2021年シーズン限りでF1を引退することを発表した。今年で42歳となるF1最年長ドライバーであるキミ・ライコネンは、2001年にザウバーでF1デビュー。翌年のマクラーレン移籍を経て、2007年にフェラーリに加入。初戦となったオーストラリアGPでポールポジション・ファステストラップ・優勝とハットトリックを達成する好きスタートを切り、移籍初年度にF1ワールドチャンピオンを獲得した。
しかし、2010年のフェルナンド・アロンソ加入にともなって契約を解除され、一時F1を離れ、WRC(世界ラリー選手権)とNASCARでキャリアを継続する。2年のブランクを経て、ロータスでF1復帰したキミ・ライコネンは、2012年のアブダビGP、2013年のオーストラリアGPで優勝。2014年から再びフェラーリに復帰。その後、2018年に古巣ザウバーである現アルファロメオに移籍。F1通算で21勝、103回の表彰台、18回のポールポジションをマークしている。「今年がF1での私の最後のシーズンになる」とキミ・ライコネンはコメント。「昨年の冬に決定していた。簡単な決断ではなかったけど、今シーズン以降は新しいことをする時が来た」「シーズンはまだ続いているけど、家族、すべてのチーム、僕レースキャリアに携わったすべての人、そして、特に僕をずっと応援してくれたすべての素晴らしいファンに感謝したいと思う」「F1は僕にとっては終わりかもしれないけど、人生でもっとたくさんのことを体験して楽しみたいと思っている。また会おう!」