アルファロメオF1のキミ・ライコネンは、フェラーリの2021年型F1エンジンが昨年よりも優れているかどうかは1日テストをしただけでは分からないと語る。2020年、フェラーリのF1パワーユニットはエンジン勢力図では再開であり、本家フェラーリは6位、アルファロメオは8位、同じカスタマーのハースF1は9位とフェラーリF1エンジン勢は総崩れ。その要因は、FIA(国際自動車連盟)によって発令された一連の技術指令によるフェラーリF1エンジンのパフォーマンス不足が主な原因だったのは明らかだった。
フェラーリF1は、2021年に向けてF1パワーユニットの全コンポーネントを見直し。フェラーリF1のパワーユニット部門を率いるエンリコ・グアルティエリが、エンジンだけで0.1秒の改善を果たしたと強気だ。しかし、テスト初日にフェラーリのF1エンジンを走らせたキミ・ライコネンは、結論を出すにはまだ時期尚早だと語る。「昨年にさまざまな条件で走ったものと比較するのは不可能だ」と午前のセッションの後にキミ・ライコネンは語った。「それが数百馬力の差であれば言うことはできるけどね。良くなっているとは思うけど、他の人たちが同じままで去年どこにいた場所にいるわけではないと確信している」「だから、自分たちがどの位置にいるのかを見るためにレースまで待たなければならない。でも、前進を果たしていると確信している。」キミ・ライコネンは、午前中に走行した10名のなかでは5番手となるタイムを記録。砂嵐が襲った午後はチームメイトのアントニオ・ジョビナッツィが走行を行った。サーキットの特定のエリアでは改善を感じたというキミ・ライコネンだが、強風のコンディションによって運転は難しかったと感じており、新型『C41』のパフォーマンスについてはまだ多くの判断は下せないと語る。「風によってコンディションはかなりトリッキーだったし、以前のマシンと比較してどの位置にいるのかを正確に言うのは難しい」とキミ・ライコネンは言った。「本当に感触のいい場所はあったし、風が吹いていて、少し難しかった場所もあったと。でも、それは誰にとっても同じだったと思う」テスト初日にアルファロメオF1は、チームとしてレッドブル・レーシングに次ぐ合計131周を走破。午後の走行を担当したアントニオ・ジョビナッツィは総合6番手につけている。
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