アルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンは、F1ドイツGPのスタート時のクラッチ設定が違法と判断されるきっかけとなったのは、レッドブル・ホンダの両ドライバーのスタートがかなり貧弱だったせいだと不満を述べた。F1ドイツGPでは、キミ・ライコネンが7位、アントニオ・ジョビナッツィが8位でチェッカーを受けたが、レーススタート時のクラッチのセッティングに違反があったとして30秒が加算され、トップ10圏外に降格した。
スチュワードの報告では、アルファロメオ・レーシングの両ドライバーのトルク要求がクラッチにトルクを伝達するのに要した時間がおよそ200ミリ秒および300ミリ秒と測定され、70ミリ秒以内という規約に違反したとなっている。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(2番グリッド)とピエール・ガスリー(4番グリッド)はそれぞれスタートに失敗して後退。5番グリッドのキミ・ライコネンは5番手から3番手に順位を上げていた。「かなりノーマルなスタートだったと思う。レッドブル勢のスタートがかなり酷かったせいでかなり良く見えただけだと思う」「彼らに聞けば、糞みたいなスタートだったと言うだろうね」「メルセデスと僕たちは似たいようなスタートだったし、少しだけ良く見えた。正直、それらすべてのことは無関係だ」アルファロメオ・レーシングは裁定を不服として上訴しており、それが成功した場合、ルイス・ハミルトンとロバート・クビサはポイントを失うことになり、ハース勢も獲得ポイントは減ることになる。アルファロメオ・レーシングのスポーティングディレクターを務めるビート・ゼンダーは「我々はレース後にペナルティを科せられた。そして、我々は上訴した。ペナルティを科せられ、勝てる根拠がある場合、それはノーマルな手順だ。そうでなければ、上訴はしない」とコメント。「進行中のプロセスであり、これ以上の情報を提供することはできない。すべての情報は9月24日のパリでの公聴会で明らかになるだろう」
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