キミ・ライコネンは、大きなインシデントに対するペナルティを厳しくすれば、F1ドライバーが“愚か”な走りをすることを抑制できると考えている。FIAは、不注意なドライビングを規制する方法を改善するためにスチュワードプロセスを常に適応させてきた。2010年からはスチュワードがペナルティを適用する検討方法を調整するためにレースオフィシャルのパネルに元レーシングドライバーを任命している。
また、FIAは、軽微な行為を抑え、繰り返し反則を犯すドライバーを抑止するために新しいペナルティオプションとドライバーペナルティポイントシステムを導入している。ドライバーの中にはスチュワードが科すペナルティは厳しいと批判する者もいるが、キミ・ライコネンは“非常に厳しい”という彼らの認識は間違っていると考えている。「かなりランダムだし、非常に厳しいとは言えないと思う」とキミ・ライコネンは Autosport にコメント。「正しいことに対してのペナルティ非常に強くすれば、他の多くのことをする必要はなくなるだろう。特定な愚かな行為を止めるための十分な強さがあれば、大きな理由のないことであちこちで小さなペナルティを科さなくてもいくなると思う」「良い理由のときもあれば、そうでないいときもある。でも、かなりランダムだ。重要なポイントを本当に厳しくすれば、すべてが変わるだろう。誰も愚かな行為をしなくなる」現在、ドライバーが違反運転で処罰された際、1点のペナルティポイントが加算される。マックス・フェルスタッペンは、そのシステムに反対しており、特に小さな行為でドライバーを処罰することに不満を持っている。キミ・ライコネンは、先例が大きなインシデントには繋がらないことを示しているのであれば、“クレイジーなことに毎回5秒や10秒のペナルティを与える必要はない”と考えている。「そこが問題だ。非常に厳しいように見えるが、実際には適切な場所では十分に厳しくはない」「少し馬鹿げていると思う。あれこれペナルティが科せられても、次のレースで誰かが同じことをすれば、完全に反対のことになるからね」「全てが始まる正しい場所でしっかりとした方法で十分に厳しいペナルティが科せられれば、もっと良くなるし、うまくいくと確信している」