ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンは、フェラーリでの2年目となる今シーズンをよりリラックスした状態で迎えようとしている。「現在の状況は、ずっと楽だね。去年はあまり準備できてなかったし、チームによっては新顔だった。注目されているとしても、まったくプレッシャーは感じていないよ。まだシーズンは始まってさえいないんだからね。今週末と残りのシーズンを待って判断しよう。我々はベストを尽くすよ。テストから考えると、2つのチームと4名のドライバーによる接戦になるだろうね。」
ライバルであるマクラーレンは2人ともF1での経験は2年目だが、「フェリペと僕のほうが経験あったとしても、それが要素になるとは思わない。我々の方が強いかはわからないし、口にするにはまだ早過ぎる。」と冷静に分析した。2008年からトラクションコントロールをはじめとするメカニカルな変化に対しても「初めてドライバーエイドのない2007年マシンを運転したときは、実際とても難しかったよ。でも新車が到着したときには、すでにドライバーエイドのない状況と新しいタイヤとの組み合わせの処置がデザインに組み込まれていたので、ずっと楽になったんだ。激しい雨やとても滑りやすいコンディションではドライビングが難しいかもしれない。あとはスタートだ。ドライバーがわずかでもミスした場合、ラインを外れればとても遅くなるだろうね。でも、これらの変化に対して僕のドライビングスタイルを変えることはないよ。」と自信を見せた。