キミ・ライコネンは、今シーズンのフェラーリの強さは、F1パワーユニットを中心とした改善だけでなく、様々な要素に根付いたものだと考えている。前週のハンガリーGPの結果、コンストラクターズ選手権では、メルセデスがフェラーリに10ポイントのリードを築いて夏休みを迎えることになった。だが、今シーズンのフェラーリはエンジン部門が達成した目覚ましいゲインのおかげもあり、印象的なパフォーマンス向上を示している。
しかし、キミ・ライコネンは、今シーズンのフェラーリの改善は“状況の組み合わせ”によるものだと考えており、フェラーリがワールドタイトルを取り戻すためにこのまま安定した進歩を果たせることを願っていると語る。今シーズン、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは4勝を挙げてドライバーズタイトルを争う一方で、8戦中5回の表彰台を獲得しているものの、まだ勝利を手にできていないキミ・ライコネンは「僕たちにはそれなりのクルマがあるし、状況を改善させ続けている」とコメント。「感覚、クルマとタイヤといった全てのことの感じ方でやらなければならないことはたくさんある」「いくつかのサーキットではいいものの、コンディションによっては他チームの方が優れているときがあるのは明らかだ。僕たちは大部分の場所でかなりいい感じだとは思うけどね。多くのことを正しい場所に落とし込めていると思う」「チーム全体として改善すべき点はまだあるけど、それは決して終わりのないことだ」「全てのレースに勝ったとしても、常に改善すべきことはある。このスポーツでそのようなエリアがストップすることは決してないし、多くの点で十分に良いと思うことはないと思う」