F1プレシーズンテストの最速タイムを記録したキミ・ライコネンだが、フェラーリ SH70Hにはさらに速いラップタイムを出せるポテンシャルがあるとライバルに警告した。キミ・ライコネンは、最終日に1分18秒台に到達。その一方で、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、SH70Hのポテンシャルを故意に隠していることをほのめかしていた。
キミ・ライコネンは、スーパーソフトで1分18秒634を記録しており、同じタイヤで出したバルテリ・ボッタスに0.67秒差をつけた。メルセデス W08がどれくらいペースを隠し持っているかはわからないが、キミ・ライコネンは走ろうと思えば、さらに速く走ることができたと主張する。「もっと速く走れるのは確かだ。でも、テストはそれが目的ではない」とキミ・ライコネンはコメント。「もちろん、どんなにやることが決まっていたとしても、出来る限り速く走ろうとするものだ。ただ、後から改善し、もっと良くなれる部分について調べることはたくさんある。でも、それがテストの一部だ」「午前中に感じたことにはかなり満足できる。2週間で良い一日のひとつだった。でも、まだ時期尚早だし、僕たちはまだ1レースもしていない。シーズンがスタートしたときに見てみよう」キミ・ライコネンは、最終日の午後に電気系のトラブルによりコース上でストップ。それはフェラーリのテストにおける唯一の大きな問題だった。それでも、キミ・ライコネンはSF70Hから受け取ったフィードバックに満足していると語る。「全てがかなりポジティブだったと思う。クルマはうまく走行していたし、ドライバー二人とも初日からフィーリングはかなり良かった。チームは冬の間にクルマを準備し、信頼性を築くという点で良い仕事をしたと思う」「1年前と比べれば、多くの点ではるかに良くなっている。でも、初レースで僕たちはどの位置にいるかはまったくわからない。それは毎冬、同じストーリだ。2週間後にわかるだろう」
全文を読む