キミ・ライコネンは、ヘレステスト3日目に新車SF15-Tで初走行。冬の間にフェラーリが弱点を克服したと自信を見せた。キミ・ライコネンは、ヘレステスト3日目にSF15-Tで92周を走破。まだプレシーズンテストの序盤ではあるが、フェラーリの弱点だったパワーユニットとフロントエンドのグリップ不足の問題が解消されていると感じたようだ。
「去年は難しいシーズンだったけど、チームのみんなが冬を通して本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思う」とキミ・ライコネンはコメント。「ポジティブな初日だったし、困難だったエリアに多くの改善が見られている。確かにまだ初日だし、今日は天気にも恵まれず、一日の大半はダンプ路面だった」「まだやるべきことはたくさんあるけど、ポジティブなスタートだし、1年前とは大きく違う。クルマはかなり改善されているし、本当に素晴らしい仕事がなされている。「それでも、良い走行ができたと思う。しっかりとマイレージも稼げているし、素晴らしいスターティングポイントを築いてくれたチームに感謝している。良い初日だった」フェラーリの代表マウリツィオ・アリバベーネは、2015年は2勝が目標だと語っているが、キミ・ライコネンは現段階で目標を定めるのは時間の無駄だと一蹴した。「結果について語るにはまだ早すぎる。さっきも言ったように、ポジティブで良い初日だったし、セバスチャンも良い数日を過ごしているので、それは良いことだと思う」「でも、優勝とかそういう話をしても意味はない。ベストを尽くすだけだ。良い結果を残せるように、チームとしてしっかり取り組んで、チームとして前進し、様々な部分を改善していく。でも、正しい方向には進んでいるのは間違いない」アリバベーネ体制になり、フェラーリ首脳陣の顔ぶれはさらなる変化を見せたが、キミ・ライコネンは変化を歓迎している。「チームの雰囲気は本当に良い。多くの変化があったけど、それには全て理由がある。前にも言ったけど、良い一年を過ごし、良い結果を残せるように願っている。唯一、それが誰にとっても良いことだからね」「今は全員でプッシュしているところだ。協力して懸命に頑張っている。チームのフィーリングはいい。まだ序盤だけど、いい感じだとわかるのは最高だし、全員が団結して取り組めていることは本当に素晴らしいことだ」関連:F1ヘレステスト 3日目:フェリペ・ナスルがトップタイム
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