キミ・ライコネンは、ロータスが2011年の厳しいシーズンから立ち直ることを決して疑わなかったと述べ、チームはタイトルを狙えると主張した。F1ベルギーGPを目前に控え、キミ・ライコネンは、ロータスにはマクラーレンやフェラーリのような大きな予算を持つライバルを倒せる力があると述べた。昨年厳しいシーズンを過ごしたロータスと契約した理由について質問されたキミ・ライコネンは「トップチームにいたことがあるけど、かなり悪いシーズンを過ごしても、翌年は完全に異なっていたことがある」とコメント。
「まだビッグチームのひとつだ。彼らは同じ場所を拠点にしているし、彼らには多かれ少なかれ、最速のマシン、最高のマシンを作るあらゆるツールが揃っている」「マクラーレンやフェラーリ、メルセデスのレベルほど人員は多くないかもしれないけど、彼らには知識があるし、良いクルマを作り、懸命にプッシュするという意思がある」キミ・ライコネンは、2011年を狂わせたフロント・エキゾーストを追求するという失敗が、実際のロータスの良さを隠したと考えており、またそのことが今年のパフォーマンスを助ける教訓になったと考えている。「彼らは他と完全に異なるクルマを持つという決定をしたので、その決定から戻る方法はなかった。決断を下し、残念ながらそれは正しくなかったので、彼らは実際よりも悪く見えた」「でも、彼らはそこから多くのことを学んだと思うし、彼らがやっていることはあまり心配ではなかった」「返り咲くために常にギャンブルをするものだし、適切なチームやそうでないチームを選ぶこともある。それが人生だ。状況にはとても満足しているし、人々も素晴らしい。僕はそれを楽しんでいる」キミ・ライコネンは、来年の計画を検討するにはまだ早過ぎると考えている。フェラーリ移籍の噂もあるライコネンだが、ロータスと新たな契約を結ぶとの見方が強い。「まずは今年に目を向けなければならないし、全てのレースで全力を尽くしたい」とキミ・ライコネンはコメント。「1年目にうまくやれても、ビッグチームでさえも翌年に厳しい時期を過ごす可能性があるのを見てきた。良くなっていくだけだと考えるかもしれないけど、決してどうなるかはわからない」「速いクルマを作るのは簡単なことではないし、細かなことでうまくいったり、行かなかったりすることがある」「通常、ビッグチームはスタートが良くなくても回復できる。僕たちは今年、フェラーリを見てきている。彼らは改善したし、今では最高のチームだ」「来年も続けることを常に望んでいるけど、どうなるかを言うのはあまりに早過ぎる。僕たちは今年に専念しているし、後半戦に改善しようとしている」