レーシング・ポイントF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーが、2021年にアストンマーティンF1として新たな時代にむけてセバスチャン・ベッテルとの契約に至った舞台裏についてインタビューで語った。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りでフェラーリF1を離脱することが決定している。来季以降の活動についてしばらく憶測が広まっていたが、F1トスカーナGPの週末にアストンマーティンF1のドライバーとして契約したことが発表された。
オトマー、チームとしてのセブとの契約におけるプロセスとタイムライムを教えていただけますか?我々はかなりの時間をかけて彼と話をしてきたし、最終決定がなされたのは発表の直前だった。チェコは我々によく使えてくれていたので、簡単な決断ではなかった。彼は素晴らしいレーサー、速いドライバーであり、日曜日には信頼できる人だ。様々な経験をもらしてくれる4回のワールドチャンピオンであるセブを獲得するか、それともチェコと続けていくかについて長い間熟考しなければならなかったことは、チェコへの賛辞だと思っている。最終的にアストンマーティンが再びスポーツに復帰したとき、セブが彼にもたらす経験、つまりトップチームでのドライビングと作業の経験を得るのは正しい決定だと思う。それはアストンマーティンが熱望するものだ。セブはチームに何をもたらしますか?彼はチームを異なるレベルに引き上げてくれると確信しているし、それは1000の些細な事であり、彼は我々の改善を助け、新しいレベルに引き上げてくれるはずだ。彼はワールドチャンピオンの労働倫理をもたらしてくれると思う。それは我々全員が学びたいことだ。全員がレベルを上げる必要があるだろうし、彼はランスにとって素晴らしいメンターにもなるだろう。ランスはまだ比較的若く、非常に速いので、彼が4回のワールドチャンピオンから学べるのは素晴らしいことだ。チームと7年間過ごしたチェコに別れを告げるのはどれくらい難しいことでしょうか?厳しいだろう。チェコは良い男だし、長年にわたって我々によく貢献してくれた素晴らしいレーサーだ。彼は日曜日に素晴らしいし、土曜日の彼のワンラップのペースで速くなった。また常に信頼できた。彼は真のプロであり、チェコとの残りのレースを楽しみにしている。彼がいい気分でチームを去り、将来彼と競争できることを願っている。しかし、毎日もしくは毎年セバスチャンのような4回のワールドチャンピオンが獲得可能になることはないし、我々は選択肢を深く検討する必要があった。我々はチームを前進させることを目指している。シルバーストンではチームのすべてのエリアに投資し、インフラストラクチャと必要なリソースを確保するために懸命に取り組んでいる。セバスチャンがチームにどれくらいのものをもたらしてくれるかは分かっている。それは、4つのワールドチャンピオンと53のレースでの勝利で得られたすべての経験であり、我々はそこから学びたいと思っている。