FIAスチュワードは、レーシング・ポイント RP20のデザインの合法性に関するルノーF1の抗議を支持。レーシング・ポイントF1は15ポイントを剥奪されるとともに、40万ユーロ(約5000万円)の罰金を科された。レーシング・ポイントF1がプレシーズンテストでメルセデスの昨年マシンに酷似した“ピンクメルセデス”を登場させて以来、ライバルチームはその合法性に疑いの目をむけてきた。
レーシング・ポイントF1は、他チームと同様にエンジンとサスペンションを含むいくつかのパーツをメルセデスから規約に従って購入しており、メルセデスF1からインスピレーションを得てことを認めていたが、一貫して規則の範囲内であると主張していた。ルノーF1は、F1シュタイアーマルクGP、F1ハンガリーGP、F1イギリスGPのレース後にレーシング・ポイント RP20のブレーキダクトの合法性に抗議。チームで独自に開発しなければならないブレーキダクトがメルセデスのコピーだと主張していた。8月7日(金)にシルバーストンで、スチュワードはルノーF1の抗議を支持し、レーシング・ポイントには、F1シュタイアーマルクGPでの出場に対して、1台当たり20万ユーロ、7.5ポイントの剥奪という処分が下された。F1ハンガリーGPとF1イギリスGPへの抗議も支持され、レーシングポイントは両方のイベントでマシンを使用したことに対して懲戒処分を受けた。レーシング・ポイントは24時以内にこの裁定について上訴できる。関連:レーシング・ポイントF1:競技規則には違反も技術規則では合法…今後も該当ブレーキダクトは使用可能
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