レーシング・ポイントF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは、来年に新しいファクトリーが完成したタイミングでこれまでレッドブルで仕事をしていた100名のアストンマーティンの従業員がチームに移動してくることを明らかにした。今年1月、レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールが、アストンマーティンの株式を取得。ストロールはアストンマーティンのエグゼクティブチェアマンに就任し、チームは2021年からアストンマーティンのワークスチームとして活動することになった。
アストンマーティンは、2017年からレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務め、チームはアストンマーティン・レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)として参戦しているが、ローレンス・ストロールの買収を受け、今年でそのパートナーシップも終了する。レーシングポイントF1チームは、シルバーストンの敷地内に新たに2500万ポンド(約36億4500万円)を費やして現在の約10倍の規模となる新たなファクトリーを建設しており、オトマー・サフナウアーはファクトリーが完成したタイミングでこれまでレッドブルで働いていた100名のアストンアーティンの従業員がチームのF1プログラムに加入することを明らかにした。アストンマーティンのエグゼクティブチェアマンに就任したローレンス・ストロールは、アストンマーティンの戦略はF1のレーシング・ポイントとの関係に基づいていると語る。「エグゼクティブチェアマンとして、私は最終的に我々が実施している戦略に責任を負う。この戦略の基礎は、アストンマーティンを2021年のグリッドにワークスフォーミュラ1チームに戻すことにある」とローレンス・ストロールは語る。「F1は独自のブランドで運営されており、20億のオーディエンスにリーチし、毎年22か所の顧客を引き付けて楽しませている。F1はすべての関係者にとって非常にエキサイティングだ。我々のブランドを世界的に構築する支えになり、アストンマーティンを世界的に傑出したラグジュアリーブランドになるという野心を叶えてくれるはずだ」「ミッドエンジンのレンジを宣伝するだけではなく、会社全体にヘイロー効果とトリクルダウン効果をもたらすと思っている。我々に顧客に会って挨拶し、新しいモデルを示し、アストンマーティンの世界にとって週末がどのようなものか体験してもらう機会を与えてくれてくれる」
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