レーシング・ポイントF1チームは、F1ドイツGPの決勝で、ランス・ストロールが4位入賞。新生チームにとってベストリザルトなった。セルジオ・ペレスがリタイアでレースを終えた。オトマー・サフナウアー(チーム代表) 「なんというレースだ! スタートからフィニッシュまでまるでジェットコースターに乗っているようだったが、ランスが4位でゴールして獲得した12ポイントはチーム全体の物凄い努力の結果だ」
「ランスの戦略は何度かサイコロを転がしたものの、最後にドライタイヤに切り替えたタイミングが完璧だったし、一瞬だがランスがレースをリードする場面もあった。表彰台に上れるように全力を尽くし、ボッタスはしっかりと抑えられているようだった。終盤のセーフティカーがなければ、結果に繋げられたかもしれないが、4位は本当に満足している。非常にトリッキーなコンディションでランスが素晴らしい走りを披露してくれた。セルジオがそこに加われなかったことは残念だが、このようなウエットレースはしばしば運次第となる。序盤は全車がグリップに苦戦しており、セルジオはターン10の出口でグリップを失った。それでも、全体としてはチームにとって最高の1日だったし、お祝いできる結果だ」 ランス・ストロール(4位)「本当に満足している。なんてアメージングな日だ! 今日の午後に起きたあらゆることを考えれば、4位は最高の気分だ。僕はレースの大半を後ろの方を走っていた。数回スピンしたし、ピットには5回も入った! 4位でフィニッシュするのは特別ではあるけど、表彰台を逃がしてしまったことはがっかりしている。決定的な瞬間はスリックでの2周目か3周目のターン8で犯したミスだと思う。そこでダニール(クビアト)に前に出られてしまった。自分たちより速いクルマを抑えようとベストを尽くしたけど、残念ながら、表彰台にはわずかに手が届かなかった。今日のレースは、決してあきらめてはいけないことを示す好い例だった。最後まで何が起きるかはわからない。チームにとってこの結果がいかに大きな価値があるかを見るのは素晴らしいことだ。コントロールラインを過ぎてピットウオールでみんながお祝いしているのを見るのは本当に特別だ。この重要な結果はチームのみんなのためのものだ。今日はこの瞬間を楽しみたい」 セルジオ・ペレス(リタイア)「まずはミスを犯してしまったことをチームに謝りたい。今日はチームのために大量ポインントを獲得できる最大のチャンスを逃してしまった。このようなコンディションでの最初のルールはミスを犯さないことだが、やってしまった。パワーが出始めてたときにリアがアクアプレーニングに見舞われた。リアのコントロールを失ってリカバーできなかった。成す術がなかった。自分自身にとてもがっかりしている。ガレージからレースを見るのは辛かったが、ランスが素晴らしいレースを戦ったことは僕もうれしい思う。僕たちにはこういうポイントが必要だったし、全員にとって後押しになる。今週末は間違いなく前進を遂げられたと思っている。今はハンガリーを楽しみにしているし、もっと強くなって戻ってこられることを願っている」
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