F1カタールGPの開催を人権団体アムネスティ・インターナショナルが問題視している。今年、F1カタールGPは、オーストラリアGPの代替会場としてカレンダー入り。予想されていたことの契約は、深刻な新型コロナウイルス関連の政治危機にあるオーストラリアにとって長期的な打撃となる可能性がある。
実際、F1は、カタールのロサイル・サーキットが今年のグランプリ開催するだけでなく、2023年からさらに10年間開催されることを発表した。「カタールからF1に役立ちたいという強い意志があり、このプロセスの過程で10年間のより長期的なパートナーシップが議論され、合意された」とF1は声明で述べた。このニュースは国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルを混乱させた。アムネスティは人権侵害の疑いで隣接するサウジアラビアでの新しいF1レースにも反対している。「カタールの人権の歴史は、国の移民労働者に対する長年の虐待、言論の自由の抑制、同性関係の犯罪化に至るまで非常に厄介である」とアムネスティ・インターナショナルは語る。「F1は、このレースに関連するすべての契約にはすべてのサプライチェーンにわたって厳しい労働基準が含まれていることを主張する必要がある」カタールに関してリアルタイムで発生している別の政治的問題は、新型コロナウイルスのワクチンに関連している。 一部のメディアは、11月に完全にワクチン接種された参加者のみが移動の自由を有すると説明されたと伝えている。FOMからF1メディアに送られたものだとされているメールには「カタール保健省が求めている質問のひとつは、GP開催日の14日前までに完全な予防接種を受ける人員の割合がどれくらいになるかということだ」と書かれているという。メールでは、さらにワクチン接種を受けた人々は「自分のホテルを選択し、夕食のために夜にホテルを離れる」ことができ、ワクチン接種を受けていないメディアは「政府によって選択された」ホテルに限定されることを示唆している。「F1コミュニティが最初のカテゴリーに分類されることを期待しているが、まずはカタールに情報を提供しなければならない」とFOMレターは付け加えている。
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