ピレリは、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは、アルファルベ・サーキットに最も硬いレンジであるC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)というコンパウドを選択。ゴムは同じだが、構造は2021年にむけて改良されている。決勝ではハードとミディアムのどちらか1セットを使用しなければならない。
ピレリによると、F1ポルトガルGPでの最速の戦略はソフト-ミディアムとつなぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは17~24周となる。2番目に最速の戦略はミディアム-ソフトとつなぐの1ストップ。この場合はミディアムのウインドウが32~40周となる。予選Q2では、ポールポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)と2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番グリッドのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)と上位2列がミディアムでスタート。7番グリッドのシャルル・ルクレール(フェラーリ)もミディアムを履き、それ以外はソフトでのスタートとなる。マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)「昨年と同様に、メルセデスはQ3でミディアムを選択したが、今年のソフトを使用したQ3最初の走行を改善することができなかった。これは異なった考え方を示すものであり、明日にはそれを目にすることになるだろう。最も可能性があるのは1ストップ戦略だが、ピットストップのタイミング次第で、異なったオプションを取れる可能性もある。明日、トップ10のスタートにおけるタイヤは半々に分かれており、ミディアムでスタートするクルマは柔軟な戦略がとれるものの、ソフトでスタートするクルマも不利というわけではない。今回の予選は3種類のコンパウンド全てが明日のレースで役割を果たすことを示した。個々人の走行プランによっては、いずれも最後のスティントにおいて有効なタイヤになる」
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