レッドブルF1は、2026年以降のポルシェとのワークス提携が「決裂」したとの憶測を確認した。元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、オランダグランプルの日曜日に、レッドブルとポルシェとの交渉はチームの決定権の問題をめぐって決裂したとのパドックの噂を明かした。「安全だと信じられていた取引は、合意に達することができなかったため、決裂した、もしくは少なくとも当面保留された」とラルフ・シューマッハは語った。
ポルシェは、レッドブル・レーシングの50%を買収すると予想されていた。これは、以前にリークされたモロッコ政府への申請文書に記載されている。だが、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「ポルシェは当社の株主にはならない」と Sport1 に認めた。2026年にホンダがF1復帰することを決定するかもしれないという提案の中で、ヘルムート・マルコは「我々は独自のエンジンを構築するあらゆる能力を持っている」と付け加えた。ラルグ・シューマッハも「彼らは最も完全で最も独立したパッケージを持っている」と同意する。レッドブルとポルシェの契約が完全に崩壊した場合、「アンディ(アンドレアス)ザイドルのおかげで、マクラーレンは最高のチャンスで再びフレームに戻るだろう」とラルフ・シューマッハは考えている。現在マクラーレンのボスであるアンドレアス・ザイドルは、ポルシェのル・マン進出を信じられないほどの成功に導いた。Sport1 は、レッドブルの有無にかかわらず「ポルシェは2026年から間違いなくF1に参加したいと考えています」と主張している。レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、ポルシェの件はよくても棚上げにされていることを確認した。「我々は2026年から自分たちがエンジンメーカーになると言ってきた」とクリスチャン・ホーナーは語った。「ポルシェとは話し合いはあったが、我々はエンジンを作ることに全力を尽くしている。これは史上初のレッドブル エンジンだ」「これはレッドブルにとって新しくエキサイティングな章であり、パワートレイン事業のパートナーを獲得するかどうかは議論の余地がある」