F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、ポルシェ以外の自動車メーカーもF1参入を検討しているとし、水面下で“多くの会話”が行われていることを認めた。2021年のF1世界選手権は史上最多の23戦のスケジュールが組まれているが、新型コロナウイルスの状況は流動的であり、まだいくつかのグランプリが中止になる可能性が懸念されている。それでもステファノ・ドメニカリは楽観的だ。
「我々はチームと契約を結んでいる。そして、現在、予算上限がある。これらの2つの要素は、将来の安定性をもたらす」とステファノ・ドメニカリは AutoBild に語る。「また、忘れてはならないのは、金融市場からF1に大きな関心が寄せられていることだ。多くの投資家が我々のドアをノックしている。それは良い兆候だ」。しかし、最近、フォーミュラEのボスであるアレハンドロ・アガグは、F1の長期的な前進にはオールエレクトリックシリーズとの合併しかないしれないと示唆している。「アレハンドロと私は友達です」とステファノ・ドメニカリは反応した。「私はF1とフォーミュラEは2つの異なる旅をしていると見ている。我々がやっていることは持続可能で信頼できるものであり、オーディエンスの数がそれ自体を物語っている」ここ数週間、ポルシェが2025年の新しいエンジン規制に先立ってF1に注目しているという噂は単なる憶測の域を超えて強まっている。最近までフォルクスワーゲン・グループ傘下のランボルギーニのCEOを務めていたステダノ・ドメニカリも、その可能性を否定していない。「一方で、すでにここにいるメーカーを幸せにすることが重要でだ」とステファノ・ドメニカリは語る。。「しかし、もちろん、新しいメーカーを引き付けることも同様に重要だ。水面下多くの会話が行われている」「適切なパッケージを提供できれば、ドイツのメーカーだけでなく、他のメーカーも興味を持ってくれると確信している」