ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、ニック・ハイドフェルドがF1タイヤのテストに適任だと述べた。ニック・ハイドフェルドは、ピレリのタイヤテスターに興味があると述べていた。2011年からF1の新しい公式タイヤサプライヤーになるピレリは、最近2011年プロトタイプタイヤのテストをGP2マシンで始めた。
今後ピレリは、開発テストのために2009年のトヨタF1マシン「TF109」を使うとみられている。ポール・ヘンベリーは「我々にはとても経験豊富だが、1日に500マイルを走っても倒れないようなとても元気なドライバーが必要だ。ハイドフェルドはこのプロフィールにとてもよく適合しており、理想的な候補者になるだろう」と Auto Bild 語った。これまでは、他チームへの公平性のため、メルセデスGPのリザーブドライバーを務めるニック・ハイドフェルドはタイヤテスターから除外されるとみられていた。ポール・ヘンベリーは「アブダビの最終戦まで、2009年のF1マシンで6回のテストを実施する予定だ」と付け加えた。テストはモンツァ、バルセロナ、ヘレス、ポール・リカールといったサーキットで行う予定だという。ポール・ヘンベリーは、テストの焦点はラップタイムではなく「一貫して信頼性の高いタイヤ」の開発だと説明した。関連:・ピレリ、F1タイヤテストを開始 (画像)・ニック・ハイドフェルド、ピレリの公式テストドライバーに就任