F1タイヤテストの2日目はようやくムジェロの雨が弱まり、計画通りに走行することができた。トスカーナのトラックでは4人のドライバーが走行した。昨日と同様に、リザーブドライバーのリアム・ローソンがレッドブル・レーシングのハンドルを握り、マクラーレンF1チームからはレースドライバーのランド・ノリスが参加した。スクーデリア・フェラーリHPは2日目のみ走行予定で、カルロス・サインツJr.が午前中にSF-24を運転し、午後はシャルル・ルクレールに交代した。
2日目もまた、ピレリのエンジニアたちは2つの並行プログラムに取り組んでいた。レッドブルとフェラーリは2025年用のコンパウンド、特に来シーズンの計画範囲で最も硬いコンパウンドの開発に注力した。一方マクラーレンは2026年シーズンのプロトタイプタイヤを初めて走らせるため、ムジェロでミュールカーを走らせた。午前中の最初の1時間は、トラックはまだ湿っていて、3台の車すべてがインターミディエイトタイヤを装着して走行した。これは、特にムジェロが非常に厳しいトラックであることを考えると、有益な情報を生み出すことができた。11時以降はスリックタイヤを装着して、予定されていたプログラムをすべてこなすことができた。この日、合計390周が完了した。最も多く周回したドライバーはランド・ノリス（118周、1分21秒302）で、リアム・ローソン（116周、1分23秒219）、シャルル・ルクレール（79周、1分21秒053）、カルロス・サインツJr.（77周、1分21秒890）が続いた。2025年のコンパウンド開発プログラムの次の段階は、10月25日にメキシコシティ・グランプリの2回目のフリープラクティスセッション中に実施される。これは競技中のテストとして指定されており、026年のプロトタイプの作業は、アルピーヌF1チームが運営するミュールカーを使用して、11月13日と14日にマニクール（フランス）で再開される。