ピレリは、来シーズンのF1に投入するタイヤ開発のテストマシンとして、2011年に使用されるダラーラ製のGP2マシンを使用するとしている。ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは、ピレリがテストマシンとしてトヨタの2010年シャシーを使うかもしれないとの報道を否定。来季用のGP2マシンが、開発にとってより信頼性のあるプラットフォームを提供してくれるだろうと述べた。
「(トヨタのシャシーを使用すると)いくつかのプレスが掲載していたが、彼らは誰かにクルマを使わせたかったのかもしれない・・・」とポール・ヘンベリーは語る。「GP2マシン、新しいGP2マシンでスタートするつもりだ」「F1チームと新しいGP2マシンのパフォーマンスレベルを議論したが、おそらくそれほど離れてはいないだろう。特に無欠性、信頼性、安定性という点で、テストマシンとして良いスタートポイントかもしれない」ピレリはF1契約だけでなく、GP2にも2011年から2013年までタイヤを供給する。すでにピレリはGP3の単独タイヤサプライヤーを務めている。「F1マシンを必要とする際、いかにして1チームが他チームに対して有利にならないように使い、必要な作業のために適切なフィードバックを得られるかを理解したいので、我々はチームと話し合っている」「トヨタのマシンは、今シーズン走行するために仕立てられたクルマなので、しばしば言及されている」「他チームの印象として、ネガティブな点はプレシーズンのシェイクダウンがまったく行われていないことだ。我々にとっても現時点で、それがどれくらい信頼性があるかというデータやコストなどがわかっていない」「1つ極端な例だが、我々はトヨタF1チームを買収することになるかもしれないが、我々が議論することを望むのであれば応じることができるというメールをいくつか受けた」「我々は、情報を積み上げ始めるために信頼できるベースラインが必要だ」「3年前のクルマなどは、チームに納得してもらえるかもしれない。彼ら全員がブランドに合意するのであれば、より信頼性のある選択肢かもしれない」「例えば、BMWは素晴らしい選択かもしれない」
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