ピレリF1のマリオ・イゾラは、F1イギリスGPの第2スティントでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが履いていたタイヤをチェック。ゴムは問題なかったとし、タイヤ交換がなければフェルスタッペンが勝っていたことを示唆した。F1イギリスGP終了間際のマックス・フェルスタッペンは、今シーズンのレース戦略で最も議論されたトピックとなっている。
レッドブル・ホンダは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のタイヤがパンクしたのを見て、ファステストラップを確実にとるためにマックス・フェルスタッペンをピットに入れてハードタイヤからソフトタイヤに交換した。それはルイス・ハミルトンとの差が10秒以上あったことを考えれば賢明な決断だった。だが、ファイナルラップでトップを走行していたルイス・ハミルトンのタイヤがパンクしたことで事態は一変。タイヤ交換をしたことで10秒だった差は30秒上に広がっており、フレッシュなタイヤでアタックしたにもかかわらず、優勝には5秒届かなかった。F1イギリスGPのレース後、マックス・フェルスタッペンが第2スティントで履いていたハードタイヤを押収して調査を実施。F1レース責任者を務めるマリオ・イゾラはフェルスタッペンのタイヤがまだ比較的良好であることを RacingNews365 に確認した。マリオ・イゾラは、ハードタイヤを分析した結果、マックス・フェルスタッペンは安全に継続することができ、その結果、優勝していたと結論付けた。ピレリは、3台に発生したタイヤバーストの原因についてはまだ調査結果を発表していない。タイヤが寿命に達していたのか、それともデブリによってパンクしたかは現時点では不明となっている。
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