2019年のF1世界選手権 開幕戦 オーストラリアGPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5))と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。
アルバート・パークで開催される開幕戦オーストラリアGPではC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)を選択。これは2018年のミディアム、ソフト、ウルトラソフトに相当する。レースではC2とC3のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C4は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。3強チームと目されるメルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダは、全ドライバーがC4を9セット選択。フェラーリのシャルル・ルクレールのみがC2を2セット、C3を3セットとしており、それ以外の5名はC2を1セット、C3を3セットと同じ選択となった。最もC4を多く選択したのはルノーF1チーム。C4と10セットとし、ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグでC2とC3の数を分けている。逆にレーシングポイントとウィリアムズはC4を8セットと柔らかいタイヤを少なく選択。ウィリアムズのジョージ・ラッセルはC3を全ドライバーで最多の4セット選択している。2019年のF1開幕戦オーストラリアGPは、3月15日~17日にメルボルンのアルバート・パークで行われる。