ピレリは、2018年のF1世界選手権の開幕戦で配分するタイヤコンパウンドを発表した。F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、2018年にハイパーソフトとスーパーハードを追加し、7種類にタイヤコンパウンドのレンジを拡大。F1アブダビテストでハイパーソフトをテストしたルイス・ハミルトンは、ピレリがF1に復帰して以降、ベストなタイヤだと絶賛している。
また、ピレリはスーパーハードに関しては、実際の使用は想定しておらず、マシンのパフォーマンスが大幅に向上した場合のための“保険”としてラインナップしたことを明らかにしている。だが、どちらのコンパウンドも2018年F1シーズンの開幕3戦では登場することはない。開幕戦F1オーストラリアGPでは、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パープル)が選択された。第2戦F1バーレーンGPでは、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、スーパーソフト(レッド)の3種類となる。第3戦F1中国GPでは、ピレリはミディアム(ホワイト)とソフト(イエロー)、そして、一つ飛ばしてウルトラソフト(パープル)を選択した。2017年と同様に、各ドライバーは3種類のなかの最も柔らかいタイヤを1セット、予選Q3のためにセーブしておかなければならない。Q3に進出した10名のドライバーはセッション後にそのセットを返却しなければならないが、それ以外のドライバーはレースのためにキープしておくことができる。各ドライバーは、レースのために硬い方の2つのタイヤを各1セット持っていなければならず、残りの10セットは自由に選ぶことができる。