ピレリは、2017年F1タイヤをテストするための代表的なダウンフォースを提供するかどうかを確認するためにフェラーリとレッドブルのマシンのパフォーマンスを分析している。異なる空力レギュレーションとともに来シーズンは幅の広いタイヤが導入される。ピレリは今月、イタリアで2017年サイズのF1タイヤのテストを開始。フェラーリとレッドブルがダウンフォースを加えた改良版の2015年F1マシンを提供した。
ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、プログラムのスムーズなスタートは励みになったが、改良型マシンが期待されるダウンフォースレベルにどれくらい近づいているかを理解したいと述べた。「我々はフィオラノでウェットをテストし、ムジェロでドライ走行を行った」とポール・ヘンベリーは語った。「まず第一に重要なのは、クルマから得たデータが、来年、我々が取り組んでいく予定のものと比較してどれくらい近いかを理解することだ。我々が進めていく仕事に大きな影響が出てしまうかもしれないからね。現在、我々はそれが代表的なものを持っているか、それとも、少し離れているのかを理解するために分析を進めている。我々にとってはそれが鍵だ」「もちろん、ようやくフルサイズのタイヤをクルマに装着して走行できたことには満足している。だが、この段階で我々が言える唯一のことは、かなり激しいそのプロセスのスタートにいるということだ。今後3〜4ヵ月にわたって、我々がやっていることはたくさんある」最初の4日間のテストでサプライズがなかったことに安心しているかと質問されたポール・ヘンベリーは「そうだね。我々はコンパウンドの構成、幅の広いタイヤ、全体のパッケージ作業のやり方の変更など、あらゆることを変更してからね」「来年、我々が20〜25%のダウンフォース増加を得ると仮定し、ここで少量しか見られなければ、行われているタイヤの作業や、どのようにタイヤを設計していくかに大きな影響を及ぼすことになる」「なので、現在、実際にチェックする必要があるいくつかの側面があるし、それを進めている。チームの大部分の人は休みを取るべきだが、我々にはそれに取り組むチームがあるし、プロセスを経験していくことを楽しみにしている。それが第一段階だ」