ピレリは、現在の契約終了後もF1にタイヤを供給するかどうかは未定だとしている。2011年にF1の公式タイヤサプライヤーに就任したピレリだが、最初の3年は賛否に巻き込まれてきた。だが、ピレリは2014年に契約を更新している。「F1は我々の人生の一部だ」とピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ会長は Tuttosport に述べた。
「我々の人材と我々のテクノロジーを際立たせるためにある。どこまでも続く、旅する研究所だ」だが、現在の契約が終了となる2016以降に再び契約を更新するかはまだ決断していないようだ。「我々には2016年までの契約がある」とマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラは述べた。「それ以降のことはそれから考えよう」2013年にタイヤのバーストを相次いで経験したピレリは、新たなV6ターボ時代の幕開けでは一歩引いたアプローチをとった。2014年のタイヤについては、フェルナンド・アロンソ、ロマン・グロージャンやセルジオ・ペレスといったドライバーが“硬すぎて遅い”と述べている。「批判は耳にした」とピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは L'Equipe に述べた。「昨年はアグレッシブすぎる、今年はコンサバティブすぎるとね」とポール・ヘンベリーは肩をすくめた。しかし、ポール・ヘンベリーは、ピレリは常に改善の方法を考えていると語る。2014年の保守性を和らげる1つの方法として、ポール・ヘンベリーは前後で異なるコンパウンドを組み合わせることを提案した。「(マシンの)フロントとリアで異なるコンパウンドをテストする計画がある」「そうすればスタビリティを損なうことなくパフォーマンスを改善できる」ポール・ヘンベリーは、リアに硬めのコンパウンドを使うことによって“新エンジンのトルクに由来するスライディングを減らす”ことが可能だとし、さらにフロントを柔らかめにするとことで“ピットストップが2回から3回に戻る可能性”があり、ショーが盛り上がるはずだと述べた。
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