ピレリは、バルセロナで実施していたF1タイヤテスト中にルノーの2010年エンジンのオルタネーターが故障し、短縮を余儀なくされた。ピレリは、F1タイヤテストにルノーの2010年F1マシン“R30”を使用しているが、搭載されている2010年仕様のオルタネーターが故障。ルノーは、使用されているオルターネーターは今シーズン前半に使われたものと“類似している”と述べた。
ルノーのスポークスマンは「本日早く、バルセロナでピレリのタイヤテストで使用されている2010年のR30が、今シーズン序盤にバレンシアでの出来事と類似したオルターネーターの故障を経験した」とコメント。「エンジンは2010年バージョンで、2012年シーズン前半に使われた使用と類似した2010年仕様のオルタネーターを搭載している」セバスチャン・ベッテルとロマン・グロージャンがリタイアしたバレンシア後、ルノーはオルタネーターの仕様を変更した。しかし、コンポーネントを改良したにも関わらず、F1イタリアGPでは再びセバスチャン・ベッテルがオルターネーターの故障でリタイアを余儀なくされた。ルノーは、ヴィリのファクトリーでの調査を進めており、来週末のF1シンガポールGPに導入する処置によって信頼性問題は解決すると自信をみせている。ただ、ルノーがタイヤテストで開発をすることは禁止されているため、ピレリのテストで使用されたオルタネーターは、開発パーツではなかった。「タイヤテストの合意条件に従い、我々はピレリのテストで新しいもの、もしくは開発パーツはまったく使用していない」とルノーは述べた。