ピレリは、第9戦F1イギリスGPから第11戦ハンガリーGPまでのタイヤ配分を発表した。F1イギリスGPに投入されるハードタイヤには特にフェラーリが苦戦しており、同じ組み合わせが採用されたF1スペインGPで、レースをリードしていたフェルナンド・アロンソが、周回遅れでレースを終えている。タイヤ配分が発表される前、フェリペ・マッサは、ピレリがF1イギリスGPにハードタイヤをチョイスした場合、フェラーリは困ったことになるだろうと認めていた。
「ミディアムとハードが持ち込まれるかもしれないと聞いているので、どのタイヤが持ち込まれるかについて楽観的にはなれないね」とフェリペ・マッサは述べていた。「そうなったら、僕たちにとって問題になりそうだ。僕たちだけでなく、大部分のチームに問題になるかもしれない。レッドブルやマクラーレンさえもね」ピレリは、タイヤ決定に際し、特定のチームについてのプレッシャーはなかったと述べた。「我々の決定は、戦略のチャンスを最大にし、パフォーマンスと耐久性との適切な妥協を見いだすように設計されている」とピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは述べた。「シルバーストンに関しては、全てのチームと何度も協議したあと、2週間前に決定をした。今後2レースにむけて、我々はこれまでの情報に基き、ベストだと思う解決策に到達した」「今シーズンこれまでのように、次の3つのグランプリでは非常に多種多様な異なる戦略があると思っている。だが、全てのレースでどれくらい多くのピットストップがおkなわれるか予想するのはかなり難しい。それは最終的に個々のマシンとチームの戦略と長所に依存する」2011年 F1 タイヤコンパウンド開幕戦 オーストラリアGP ソフト&ハード第2戦 マレーシアGP ソフト&ハード第3戦 中国GP ソフト&ハード第4戦 トルコGP ソフト&ハード第5戦 スペインGP ソフト&ハード第6戦 モナコGP スーパーソフト&ソフト第7戦 カナダGP スーパーソフト&ソフト第8戦 ヨーロッパGP スーパーソフト&ミディアム第9戦 イギリスGP ソフト&ハード第10戦 ドイツGP ソフト&ミディアム第11戦 ハンガリーGP スーパーソフト&ソフト