2026年F1第9戦イギリスGP予選後、アルピーヌのピエール・ガスリーに3グリッド降格ペナルティが科された。Q1でアストンマーティンのランス・ストロールのアタックラップを妨害したと判断され、決勝は12番手から15番手へ降格となる。この裁定により、アウディのニコ・ヒュルケンベルグが12番手、ハースのオリバー・ベアマンが13番手、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が14番手へそれぞれ繰り上がることになった。
ガスリーに3グリッド降格処分予選中、スチュワードはQ1でガスリーがストロールを妨害した疑いについて審議を行うことを発表。予選終了後、ガスリーとチーム代表者が審問に出席した。スチュワードは、ストロールがアタックラップ中にターン15へ進入した際、インラップ中だったガスリーが低速のままレーシングライン上を走行していたと認定。「不必要な妨害」に当たるとして、標準的な3グリッド降格ペナルティを科すことを決定した。無線トラブルも処分は変わらず裁定書によると、当時ガスリーの無線は正常に機能しておらず、前方の状況についてチームから情報を受け取ることができなかった。またガスリーは、後方のアンドレア・キミ・アントネッリがタイムアタック中ではないと判断し、自身を追い越さず後方に留まると考えていたという。しかしスチュワードは、ガスリーにはステアリングのダッシュボード表示などから、ストロールがタイムアタック中で接近していることを認識できる情報があったと判断した。そのため、無線トラブルがあったことは考慮されたものの、「不必要にストロールを妨害した」と結論づけられ、3グリッド降格の標準ペナルティが適用された。決勝グリッドにも影響この裁定により、ガスリーは決勝を15番グリッドからスタートすることになる。一方で、その前方にはヒュルケンベルグ、ベアマン、サインツJr.がそれぞれ1つずつ順位を上げて並ぶことになり、イギリスGP決勝の中団グリッドに変更が生じた。今回のケースでは無線トラブルという事情があったものの、スチュワードはドライバー自身が利用可能な情報から後続車の状況を把握できたと判断した。結果として、ガスリーには通常どおり3グリッド降格が科され、決勝は15番手から追い上げを目指すことになる。2026年F1イギリスGP決勝 暫定グリッド1.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)2.シャルル・ルクレール(フェラーリ)3.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)5.アイザック・ハジャー(レッドブル)6.ランド・ノリス(マクラーレン)7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)8.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)9.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)12.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)13.オリバー・ベアマン(ハース)14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)15.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)16.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)17.エステバン・オコン(ハース)18.バルテリ・ボッタス(キャデラック)19.フランコ・コラピント(アルピーヌ)20.セルジオ・ペレス(キャデラック)21.ランス・ストロール(アストンマーティン)22.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)