ピエール・ガスリーは、マシンと戦略に関する数々の問題によりF1ベルギーGPを13位で終えたことに不満を抱いた。ガスリーにとって厳しい週末が続いている。12番グリッドからスタートしたガスリーは、レースの大半でDRSゾーンに引っかかり、14位でフィニッシュラインを通過した。優勝したジョージ・ラッセルが失格となったため、13位となった。
グランプリ終了後、ガスリーは、前回ハンガリーでDNF、その2週間前のシルバーストーンでDNSを記録していただけに、今回もまた難しいレースになったことへのフラストレーションを表明した。「とても不満だ、とても不満だ」とガスリーは語った。「午後中ずっとエンジンに問題があり、ストレートでは毎周0.7秒遅れ、エンジン温度の問題、レース中ずっとステアリングがまっすぐにならず、正しい戦略を見逃した...僕たちはとにかくミスが多すぎる。」「ここ3 週間は本当にフラストレーションが溜まるものだった。基本的に、僕たちは本来あるべき状態に達してないし、チームの面bアーはもっといい成績を出せるとわかっている。今年のスタートは厳しいものだったけど、その後、チームとして約 10 ポイントを獲得した」「もっと良い結果を出したい。だから、チーム全員で再び団結することが重要だと思う。そして、今年の後半戦はもっと良いものにしなければならない」それを念頭に置いて、ガスリーは夏休みがチーム内の改善すべき点に取り組む機会となることを期待している。「重要になると思う」とガスリーはコメントした。「今は、落ち着いて自分たちを客観的に見つめ、何を改善しなければならないか、そしてそれについて明確な行動を起こすことが重要だと思う。今日はもっと改善すべき点があっただけに、とてもがっかりしている」チームメイトのエステバン・オコンにとっては、少し良い一日だった。予選9番手からまずまずのペースで走り、当初は10位でポイント獲得を狙っていたが、ラッセルの失格処分により1つ繰り上がったため、2ポイントを獲得した。エステバン・オコンは、まだ改善の余地があると感じている部分もある。「クルマのペースには満足している。いつもよりずっとペースがあったと思う」と、レース後にオコンは語った。「戦うことができたし、いくつかオーバーテイクもできた。後ろではなく前を見て走れたのは素晴らしいことだ」「しかし、残念ながら結果を最大限に生かすことはできず、本来ならもっと上位でフィニッシュできたはずだった。少なくとも8位か9位にはなれたはずだが、残念ながら、その点については多くのことを再検討する必要がある」「しかし、今日の戦略を最大限に活用すれば良いレースになるだろうというポジティブな見方もできる」オコンは2025年にハースへ移籍するまで、アルピーヌのドライバーとして最後の数レースを戦うことになる。前半戦を振り返って、オコンは「難しいシーズン前半戦だったが、レース序盤からかなり改善することができた」と語った。「前半の進歩と成績には満足している。後半に向けてはもっと頑張らなければならない。もっとポイントを獲得し、より良い結果を目指して戦えるといいのですが。でも、今日はまずまずのレースだったし、マシンのパフォーマンスには満足できるはずだ」