ピエール・ガスリーは、2025年のアルピーヌF1チームでのチームメイトとしてカルロス・サインツJr.を希望しており、フェラーリを去るサインツは「最も経験豊富で価値のある」選択肢だと考えている。2023年にアルピーヌF1チームに加入したガスリーは、来シーズン以降もチームに所属し続けるための複数年契約を結んだことが6月に確認された。しかし、その数週間前に発表されたエステバン・オコンのチーム離脱により、ガスリーとコンビを組むドライバーのポジションが空席のままとなっている。
このシートには、アルピーヌのジュニアドライバーであるジャック・ドゥーハンとビクター・マルタンス、現ザウバーのドライバーであるバルテリ・ボッタスと周冠宇、そして世界耐久選手権でアルピーヌから参戦し、最近2022年仕様のアルピーヌF1カーをテストした元F1ドライバーのミック・シューマッハなど、複数の名前が関連付けられている。しかし、ピエール・ガスリーにとって明らかに最有力候補は、2025年のシート獲得を巡るドライバー市場の憶測の中心人物であり続けているカルロス・サインツJr.だ。イギリスGPを前に、来シーズンにアルピーヌで誰が彼と並んでレースをするかについて発言権があるかと聞かれたガスリーは「特にない。。僕が決めることじゃない。もちろん、ブルーノ(ファミン/チーム代表)やマネジメントチーム全員と話し合って、僕の個人的な意見を伝えるまではわからない」と答えた。「カルロスがチームで最も経験豊富で貴重な人材であることは明らかだと思う。来年は彼とチームメイトになりたい。彼がチームにもたらしてくれるものは間違いなく多いだろうし、僕たちは素晴らしいコンビになると思う」「しかし、僕たちには他にも非常に良い選択肢がある。ジャックやF1経験者のミックがいる。他にも素晴らしい選択肢がある」ピエール・ガスリーの現在のチームメイトであるオコンは2024年末にアルピーヌF1チームを離れる。現時点では、アルピーヌが厳しいスタートを切った後、前進を続ける中、ガスリーの焦点は2024年シーズンの残りの期間に向けられている。モナコでポイント獲得に失敗した後、28歳のガスリーは、それ以来、すべてのレースでポイントを獲得し、4戦連続でトップ10入りを果たしている。「チームはよくやっていると思う」とガスリーは、シーズン開幕当初と今との違いを尋ねられてコメントした。「今年に入ってから、本当に一丸となっている」「マシンから得られるパフォーマンスには、全員が非常に失望している。でも、自分たちを客観視し、あらゆる面で改善に努めてきた」「チームは今年初めにマシンの重量を大幅に削減し、細部を少しずつ改善し、自分たちにできることに本当に集中し、日曜日の最終結果の向上のためにできる限りのあらゆる部分に取り組んだ」「ここ数週間の週末は、非常にうまくいっていると思う。もちろん、マシンはまだそのレベルだけど、トップ8と戦うために、もっとパフォーマンスを向上させたいと思っている。でも、現時点では、目標と、今あるパッケージで何をすべきか、そして、ここで1~2ポイントを獲得できるチャンスを最大限に生かすために何に焦点を当てるべきかが分かっている」